「アメリカで働きたいけれど、ビザの手続きが不安」
「求人情報はたくさんあるけれど、ビザサポートがある求人はどう探せばいいの?」
と考えている方もいるでしょう。
いつかはアメリカで転職移住したいと考える方は多いですが、
- ビザのスポンサーを探す
- ビザの取得や手続きが複雑
で、諦めてしまう方が多いのも事実です。
アメリカでの就職を目指すなら、まずはビザサポートがある求人情報をしっかりと確認することが重要です。
あなたのスキルや経験に合った求人を見つけることで、安心して新しい環境での挑戦を始められます。
ここでは、
ビザサポートがある求人の探し方- ビザ取得の流れと注意点- アメリカで働く際の心構え
ついて、解説しています。

アメリカでのキャリアを考えている方にとって、まずは一番最初に越えなければならない壁はビザサポートをしてもらえるスポンサー企業を探すこと。
この記事を読むことで、あなたの不安を解消し、安心してアメリカでの就職活動を進める手助けとなるでしょう。ぜひ参考にしてください。
アメリカでの求人探しのポイント
タイミング
アメリカでの求人市場は、タイミングを逃さないことが重要です。
労働市場が大きく動くのは1月半ばから6月末まで。そして9月から11月半ばまでになります。
一般的には、技術職や医療分野での需要が高まっていますが、これらの分野は、アメリカでグリーンカードや市民権を持っている人を求めることが多いです。
よって、就労できるビザがない人がビザスポンサー先を見つけるには、あなたの価値、日本語ができるだけではなく、日本のビジネスの仕方をしっていることを強みとして転職活動をしていく必要があります。
では、ビザサポート付きの求人はどう探す?
まず、ビザサポート可として求人を出しているのは、特にIT業界。
システムエンジニア、ソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストの需要が急増しており、特にプロジェクトリーダーやマネジャーとして経験を積んできた方は、ビザサポートを提供する企業も多いです。
製造業が多くあるアメリカは、製造関係の経験を積んできた方。
特にエンジニア、アメリカで新規開拓をしてきた営業などの職種はビザのスポンサーになる会社も見つけることができます。
後は現地で通用する資格を持った弁護士、会計士、看護師などになります。
アメリカでの求人市場の現状を理解することで、より的確な就職活動が可能となります。
人気の職種とその特徴
アメリカでの求人において人気の職種には、
- IT関連のエンジニア
- 医療従事者
- 製造業のエンジニア
- 会計士
- 営業
などが挙げられます。
これらの職種は、特に需要が高く、ビザサポートを提供する企業も多いのが特徴です。
IT関連
IT関連では、ソフトウェア開発者やデータサイエンティストが求められています。
技術革新が進むアメリカでは、これらの職種は常に新しいスキルを持つ人材を必要としています。
特にエンジニアとしての経験だけではなく、プロジェクトをリードしていた、部下の管理をしてプロジェクトを成功させた経験があるとなお良いです。
医療分野
医療分野では、看護師や医師、医療技術者が高い需要を誇ります。
アメリカの医療システムは非常に発達しており、専門的な知識と経験を持つ人材が求められるため、ビザサポートがある求人も多く見られます。
実際に私も現地に住んでみて、日本人の医師もいますし、看護師さんは結構多いです。
英語が出来ない人にはとても安心できる存在です。
エンジニアリング分野
エンジニアリング分野では、特に電気工学や機械工学の専門家が重宝されます。
製造業が多く、大規模なプロジェクトが多いアメリカでは、これらの専門家は常に必要とされています。特に自動車関連の経験があるとニーズはとても高くなります。
その他
他にもアメリカの公認会計士の資格を持っている方、日本の公認会計士の資格を持っている方、アメリカの公認会計士資格であるUSCPAの勉強をしており試験を受けている方もニーズがあります。
このように、アメリカでの求人における人気職種は、技術革新や専門的な知識が求められる分野が多く、ビザサポートを提供する企業も多いのが特徴です。
ビザサポート付き求人の見つけ方
ビザサポートとは何か?
ビザサポートとは、アメリカで働くために必要なビザの取得を企業が支援する制度です。
アメリカで働く際、多くの外国人が直面するのがビザの取得という壁でしょう。
近年はEビザ取得が主になっています。
ビザの種類についてはビザについて書かせていただいたブログをご確認ください。
一般的に、就労ビザの取得には多くの手続きと時間がかかります。
ビザサポートがある企業は、これらの手続きを代行したり、費用を負担したりすることで、外国人労働者がスムーズに就労できるよう支援します。
ビザサポートがあると、初めてアメリカで働く方も安心です。
手続きが複雑でわからないことが多いと感じるかもしれませんが、企業のサポートがあれば心強いでしょう。
このサポートは、企業が優秀な人材を確保するための重要な手段でもあります。
ビザサポート付き求人の探し方
ビザサポート付き求人を見つけるためには、まずは、現地の日系人材エージェントへの登録をお勧めします。
日系の人材エージェントは現地の日系の会社との関係が深いため、ビザについてスポンサーになるかどうかも事前に確認をした上で、ビザが無い方にもビザスポンサー可能な会社を紹介してくれます。
また、現地で利用が多い求人サイトでは、求人情報に「ビザサポート有り」と明記されていることが多く、効率的に探すことが可能です。
アメリカはLinkedinとIndeedの利用が多いです。
次に、求人情報を確認する際には、企業がどの種類のビザをサポートしているのかを詳しく調べることが大切です。
H-1BビザやL-1ビザ、Eビザなど、職種や条件によってサポートされるビザの種類が異なるため、自分自身でもビザサポートについて事前にリサーチ、把握をしておくことをお勧めします。
関連記事:【アメリカに住む方法・完全ガイド】5つの人気の移住方法と条件
安心して働けるアメリカの企業選びの基準
1.信頼できる企業の特徴
信頼できる企業を選ぶ際には、いくつかの重要な特徴を押さえておくことが大切です。
企業の歴史や実績
まず、企業の歴史や実績を確認しましょう。
長年にわたって安定した業績を上げている企業は、信頼性が高いと考えられます。
また、企業の評判も重要な要素です。インターネットの口コミやレビューサイトを利用して、実際に働いている人々の声を参考にすることができます。
但し、日本の本社の情報はあってもアメリカの現地法人や支社の情報が載っていることは少ないことも多いため、その場合は、人材エージェントへ確認する、Linkedinで会社や実際に働いている人と繋がることも有益です。
企業の透明性
次に、企業の透明性も重要です。
給与や福利厚生の詳細が明確に提示されているか、また採用プロセスが公正であるかを確認しましょう。
さらに、企業の経営陣がどのようなビジョンを持っているのか、またそのビジョンが従業員にどのように共有されているのかを知ることも大切です。
企業の文化や価値観
最後に、企業の文化や価値観が自分に合っているかも考慮するべきです。
企業の価値観は、日々の業務や人間関係に大きな影響を与えるため、自分の考え方や働き方と一致しているか確認しましょう。
これらのポイントを押さえることで、信頼できる企業を選び、安心して働くことができるでしょう。
以上、事前に調べるには本社情報だけではなく、現地の情報を得るためにLinkedinなどで実際に働いている人と繋がる、リクルーターに確認するなどが有益です。
2.企業のサポート体制を確認する方法
初めて、アメリカでの就職を考える際、最も重要なポイントの一つが「ビザサポートの有無」です。
これを確認する方法はいくつかあります。
人材エージェントからの紹介
まず現実的なのは、人材エージェントを通じてビザスポンサー付きの求人を紹介してもらうことです。
特に日本人向け、外国人向けにアメリカでの就職支援に強いエージェントであれば、ビザサポートの有無を事前に把握しているため、効率よく探すことができます。
求人サイトでチェック
また、LinkedInやIndeedなどの求人サイトでも「visa sponsorship」や「Visa support」といったキーワードを使って検索することで、該当する求人を絞り込むことができます。
注意点として、
そのため、口コミやレビューは参考程度にとどめ、面接の過程で人事や採用担当から直接確認するのが確実です。
面接が進む中でビザの話題が出たタイミングで具体的に質問するのがベストです。
なお、アメリカの企業レビューを確認する場合は、Glassdoor(グラスドア) が最も広く利用されているサイトです。
社員や元社員による評価が投稿されており、職場環境や企業文化の理解に役立ちます。
ただし、アメリカ現地法人についての情報は必ずしも充実しているとは限らない点も踏まえておきましょう。
こうした情報収集のステップを踏むことで、安心して働ける企業を見つけることができるでしょう。
アメリカでの就職活動の流れ
応募から面接までのステップ
アメリカでの就職活動では、応募から面接までの流れを理解しておくことが大切です。
まず、求人情報を確認し、ビザサポートがある案件を優先して応募すると安心です。
その際、現地で通用するアメリカ形式のレジュメ(Resume) を準備して応募します。
応募が通過すると、通常はオンラインでの初回面接が行われます。
初回面接の前に「カジュアル面接(casual interview / coffee chat)」と呼ばれる非公式な面談が設定される場合もあります。
これはスキル確認というよりも、応募者の人柄やカルチャーフィットを知ることを目的とした場で、リラックスした雰囲気の中で行われます。
本格的な面接は通常1回から3回程度行われ、職務経験やスキルに加えて、企業文化やチームワークに関する質問を受けるのが一般的です。
近年では、最終面接まですべてオンラインで完結するケースも増えています。
面接のプロセスが進むにつれ、ビザサポートの具体的な内容やサポート体制について確認すると良いでしょう。内定が出た段階で、正式にビザ申請手続きが始まります。
このステップを理解して臨むことで、アメリカでの就職活動をスムーズに進めることができます。
アメリカでの面接のコツ
アメリカでの面接を成功させるためには、文化の違いを理解し、適応することが非常に重要です。特にアメリカの面接では、自己アピールが強く求められる点が大きな特徴です。
日本では謙虚さが評価される場面が多いですが、アメリカでは「自分の強みや実績を自信を持って伝えること」が高く評価されます。とはいえ、「自分をアピールするのは苦手…」と感じる方もいるでしょう。そんなときに有効なのが、具体的なエピソードを用いて経験を語ることです。
そこで役立つのが STARメソッド です。これはアメリカの面接で非常によく使われるフレームワークで、次の4つのステップで回答を組み立てます。
- S(Situation)状況:その出来事が起こった背景や状況は?
- T(Task)課題:あなたに与えられた役割や課題は?
- A(Action)行動:その課題に対して、あなたはどんな行動を取ったか?
- R(Result)結果:その行動の結果、どんな成果や学びが得られたか?
この方法を使えば、質問に対してただ「頑張りました」と答えるのではなく、説得力のあるストーリーとして自分の経験を伝えることができます。
準備のコツとしては、頭の中に「引き出し」を作っておくことです。
- 成功体験
- 失敗体験
- 苦労した体験
- 失敗をどう克服したか
といったエピソードをいくつか整理し、いつでもSTARメソッドで話せるように準備しておくと、どんな質問にも対応できるようになります。
このように文化の違いを理解し、STARメソッドを活用してエピソードを語ることで、アメリカの面接で強い印象を残すことができるでしょう。
また、面接中のコミュニケーションスキルも重要です。
アメリカでは、面接官とのアイコンタクトや適度なボディランゲージが好印象を与えます。
オンライン面接が多いため、オンライン面接で気を付けることも忘れずに。
ライティング、音声、雑音が入らないようにすること、胸くらいまで必ず画面上に入っていることです。
さらに、面接の最後に質問をすることも大切です。これは、あなたがその企業やポジションに興味を持っていることを示す良い機会となります。
以上のポイントを押さえることで、アメリカでの面接を成功に導くことができるでしょう。
アメリカでの求人とビザに関するQ&A
どのビザが必要なのか?
ビザ取得に関するよくある質問として、まず「どのビザが必要なのか?」という点が挙げられます。
アメリカで働くためには、主にH-1BビザやL-1ビザ、E-2ビザなどがあります。
H-1Bビザは専門職に必要で、L-1ビザは企業内転勤者向け、E-2ビザは投資家向けです。
昨今のH-1Bビザは、まず抽選を通過しなければならず、その後に審査があるため、取得のハードルが非常に高くなっています。
次に Lビザ(駐在員ビザ) ですが、こちらも移民局による審査が厳しくなっており、特に「本当に現地で必要な人材かどうか」という点が細かくチェックされるため、近年は承認率が下がっていると言われています。
一方で、比較的現実的な選択肢となっているのが Eビザ です。Eビザには次の2種類があります。
- E-1ビザ(通商条約ビザ):日本とアメリカの間で「一定量以上の貿易(モノやサービス)」を行っている企業の社員が対象。
- E-2ビザ(投資家ビザ):日本人や日本企業がアメリカに投資している場合に、その会社の社員や経営者が対象。
日本はアメリカとの間に条約があるため、この Eビザ(特にE-2ビザ) は日本人にとって取得しやすいビザの一つとされています。
そのため、現時点ではEビザの取得が最も現実的な選択肢 と考えられます。
特にアメリカ進出済みの日系企業に転職する場合、Eビザを活用してアメリカで働けるチャンスがあります。
ビザ申請のタイミング
次に「ビザ申請のタイミングは?」という質問も多くあります。
H-1Bビザの場合、毎年4月に申請が始まり、10月からの就労が可能です。
「ビザ申請に必要な書類は?」といった疑問もありますが、通常は雇用契約書や学歴証明、パスポートなどが必要です。「ビザ申請が不承認になったらどうする?」という不安もあるでしょう。
この場合、理由を確認し、再申請や異議申し立てを検討することが重要です。
これらの疑問に対する理解を深めることで、ビザ取得のプロセスをスムーズに進めることができるでしょう。
Eビザ(E-1/E-2)は、アメリカでの雇用や投資を前提とした条約ビザです。
申請のタイミングは、アメリカで働く前に手続きを開始することが基本です。具体的には次の流れになります。
- 雇用先や自社投資が決まった段階で準備開始
- E-1の場合:貿易に従事するポジションが確定したタイミング
- E-2の場合:投資会社の設立や資本金の投入が完了したタイミング
- E-1の場合:貿易に従事するポジションが確定したタイミング
- 必要書類の収集・整備
- 企業の登記情報、投資金額、事業計画書、雇用契約書などを準備
- 申請者の経歴書やレジュメも提出する
- 企業の登記情報、投資金額、事業計画書、雇用契約書などを準備
- アメリカ大使館・領事館での面接予約・申請
- 書類が揃ったら大使館に申請
- 面接でビザ発給の可否が判断される
- 書類が揃ったら大使館に申請
- 入国日から逆算して申請
ビザ取得には通常数週間〜数か月かかる場合があるため、渡航予定日の1〜2か月前には申請を開始するのが理想。
ポイントは、アメリカに入国してからではなく、入国前にEビザを取得することです。事前にビザを取得しておけば、入国後すぐに業務を開始できます。
必要な書類は?
求人応募に関するよくある質問として、まず「アメリカの求人に応募する際に必要な書類は何ですか?」という疑問があります。
先ずは、レジュメの作成をしましょう。
人材エージェント通しや求人サイト通しの場合は、レジュメだけでOKですが、直接応募をする場合は、カバーレターを送り必要もあります。
Linkedin通しでもカバーレターを求められる場合もあります。
「応募後、どのくらいで連絡が来るのでしょうか?」と不安に思う方も多いでしょう。
通常、応募から1〜2週間以内に企業から連絡が来ることが多いですが、時期や企業によって異なるため、焦らず待つことが大切です。
まとめ:アメリカ求人で安心の就職を目指す方へ
今回は、アメリカでの就職を考えている方に向けて、
アメリカでの就職活動では、日本とは異なる制度や文化を理解しておくことが成功のカギとなります。
ここでは
「ビザサポートのある求人の探し方」
「アメリカでの職場文化や働き方」
「就職活動を成功させるためのポイント」
の3つの視点から整理します。
1.ビザサポートがある求人の探し方
アメリカで働くためには就労ビザが必要です。そのため、まずはビザサポートの有無を確認できる求人を探すことが最初のステップです。
人材エージェントを通じて紹介を受ける:アメリカでのビザ事情に詳しいエージェントは、スポンサー企業を把握しているため効率的。
LinkedInやIndeedで検索する:検索ワードに「visa sponsorship」や「H-1B」「E-2」などを入れて絞り込み可能。
Eビザを利用できる日系企業に注目:日本とアメリカ間の条約に基づくE-1/E-2ビザは、日本人にとって比較的現実的な選択肢。
2.アメリカでの職場文化や働き方
アメリカの職場では、日本と比べて以下のような特徴があります。
自己アピールが重視される:自分の成果を言葉で伝えなければ評価されにくい。
成果主義:年功序列ではなく、実績と結果が評価の基準。
フラットな組織文化:上司にも意見を伝えることが歓迎される。
ワークライフバランス:休暇やプライベートの時間を大切にする考え方が根付いている。
3.就職活動を成功させるためのポイント
アメリカの面接では、謙虚さよりも自分の強みや実績を具体的に伝えることが求められます。
特に有効なのが STARメソッド です。
S(Situation)状況
T(Task)課題
A(Action)行動
R(Result)結果
このフレームワークを使って、成功体験・失敗体験・困難を克服した経験を整理し、質問に即座に答えられるように準備しておきましょう。
こうしたステップを踏むことで、ビザサポートのある企業を見つけ、アメリカの文化に適応しながら、自信を持って就職活動に臨むことができます。
これまでの努力を無駄にせず、次のステップに進むために、まずは信頼できる求人情報を集めてください。あなたの経験やスキルは、必ずやアメリカでの就職に活かせるはずです。
未来に向けて前向きな気持ちを持ち続けましょう。アメリカでの新たな生活が、あなたにとって素晴らしい経験となることを願っています。
あなたの成功を心から応援しています。
せかいじゅうアメリカでは、アメリカ転職を全方位からサポートしています
私のコーチングでは、
「ビザサポートのある求人の探し方」
「アメリカでの職場文化や働き方」
「就職活動を成功させるためのポイント」
これらも当然、サポートの中に含まれたアメリカ転職を成功に導く総合パッケージになっています。
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