「アメリカに移住したいけど、私にできるんだろうか?」
「ネットにはやめとけ、後悔したって話あるけど、実際のところはどうなのかな…」
と不安に感じる方もいるでしょう。
アメリカへの移住は夢を追い求める素晴らしい選択肢ですが、その一方でさまざまな課題やカルチャーのギャップを経験することもあります。

ここでは、アメリカ移住を考えている方に向けて、移住前に知っておくべき後悔する理由や解決策を詳しく解説します。
アメリカ移住を検討している方にとって、この記事を読むことで不安を解消し、より良い選択ができる手助けとなるでしょう。ぜひ参考にしてください。
なぜアメリカ移住をやめとけと言われるのか?
アメリカ移住をやめとけと言われる理由として、第一にビザ問題が挙げられます。
「あんなビザを取るのが難しいと言われているNo.1の国でどうビザを取るんだ?」
「また今のアメリカ政権は先が見えないのではないか?」
というものです。
この他、
「文化の違いによる適応の難しさ」
「なんといっても生活費の高さ」
が挙げられます。
これらはアメリカ移住者にとって大きなストレス要因となり、後悔につながることが多いです。
また、日本の家族との距離や追々は介護の問題も、移住を考える際に重要な要素です。
これらの要因が絡み合い、移住を決断する際に慎重な検討が必要となります。
アメリカの生活費については、
を参考にしてください。
昨年秋にテキサスに転職移住したはるさんのYouTubeインタビューもご視聴ください。
転職移住のリアルを伝えてくれました。 (文末のリンクを記載)
第一の問題:ビザの問題
ビザ取得と法的手続きは、アメリカ移住において避けては通れない重要なステップです。
ビザには種類が多く、目的に応じた適切なビザを選ばなければなりません。
たとえば、仕事を目的とする場合は就労ビザ、学業を目的とする場合は学生ビザが必要です。
これらのビザを取得するには、スポンサー企業や学校のサポートが不可欠です。
「ビザの申請がうまくいかなかったらどうしよう…」と不安に思う方もいるでしょう。
申請には、必要書類の準備や面接の対策が求められます。
さらに、法的手続きには専門的な知識が必要な場合もあり、移民弁護士のサポートを受けるのも一つの手です。
就労ビザもいくつか種類がありますので、各ビザの種類の把握と最新の情報を常にアップデートしておくことをお勧めします。
ビザについては領事館のサイトまたは移民弁護士事務所のウェブサイトを確認するのをお勧めします。
ビザの費用についても特に一番利用の多いEビザは採用先の会社と自分が弁護士費用を折半することもありますので、受け入れ先の会社と相談の上、事前に弁護士費用も確認をしておいた方が良いです。
これは実話です。
私の知人で、移民弁護士さんを通さず、コンサルタントに配偶者のビザ取得の手続きをお願いしたら、そのコンサルタントは大丈夫だと言ったことが、実は難しかったということがわかり、結局まだ配偶者のビザ取得待ちで場合によっては取得に数年かかると言われてしまいました。そのコンサルタントは弁護士にしか出来ないことを違法で出来るとしていたようです。
第二の問題:文化の違いと適応の難しさ
アメリカ移住を考える際、多くの人が直面するのが文化の違いとそれに伴う適応の難しさです。
アメリカは多様な文化が共存する国ですが、その分、日本とは異なる価値観や生活習慣が存在します。
例えば、アメリカでは自己主張が重要視されることが多く、日本の控えめな姿勢とは対照的です。
このような文化の違いに戸惑い、「なかなか現地に馴染めない」と感じることもあるでしょう。
移住する都市にもよります。
アジア系の多い州
アジア系が多い私の住むカリフォルニアは、日本人にとっては住みやすいところです。
昔からいるアメリカ(所謂白人)もアジア人と一緒に育ってきたりしているので、食べ物や文化に慣れていてアジアの文化もよく知っている人も多いところです。


一方で中西部などアジア系の少ない場所では
私の主人の出身地である中西部になるとアジア系が少ないため、食べ物や文化に慣れていない人が多いため、馴染むのに時間はかかるでしょう。
しかし、とてもフレンドリーなので、自分から進んで輪の中に入り込もうとするといつの間にか受け入れていれる、打ち解けることができるでしょう。
また、日常生活でも異なる文化に適応する必要があります。
食文化やコミュニケーションスタイル、さらには教育や医療制度に至るまで、日本とは異なる点が多くあります。これらの違いに対処するためには、現地の文化を理解し、柔軟に対応する姿勢が求められます。
どうやって文化に馴染むか
現地コミュニティ
先ずは、移住が決まったら、現地の日本人コミュニティーと接点を持つこともとても重要です。
現地コミュニティは、新しい環境での孤独感を和らげ、生活を豊かにするためには、地域社会とのつながりが欠かせません。
地域のイベントやボランティア活動に参加してみてください。現地の人々と自然に交流が生まれ、友人や知人を作る機会が増えます。
これは、現地の文化や慣習を理解するのにも役立ちます。
オンラインコミュニティ、SNS
さらに、オンラインコミュニティやSNSを活用することで、同じ境遇の人々と情報交換ができ、心強いサポートを受けることも可能です。
これらの活動を通じて、現地での生活の質を向上させ、移住後の後悔を防ぐことができます。
私のアメリカ移住経験談
私の場合は、一番上が10歳、下が5歳の時にアメリカに移住をしてきました。
誰も知り合いはおらず、最初は子供の学校への送迎をする際に、子供のクラスメートの親御さんへ話かけるうちに、子供たちのプレーデートに誘われ、先生のクラスヘルプをして、7年間学校のPTA役員を務めました。
学校のコミュニティーに入ることで格段に友達も増え、お互い助け合う仲間も出来ました。


単身の方の場合は、現地のスポーツコミュニティーや音楽など何か共通の趣味を持つグループに入るのが早く現地になれるコツです。
特に男性の場合、アメリカはスポーツが盛んです。
特にアメフト、野球、バスケ。大人のコミュニティーも沢山あります。
会社でも、アメリカ人の会話は、スポーツから始まると言っても過言ではありません。
昨日の○○試合はどうだったとか?
大きなイベントがあると仕事もそっちのけで観戦をしたりします。
アメリカの3大スポーツを応援すると社内でもクライアントともご近所さんとも話の話題作りが出来ます。
第三の課題:生活費の高さと物価の影響
生活費の高さと物価の影響は、アメリカ移住を考える上で大きな懸念材料です。
こちらの記事に移住費用の詳細を解説しています。
特に、都市部に住む場合、その影響は顕著です。
アメリカの主要都市、例えばニューヨークやサンフランシスコでは、家賃や日常生活費が非常に高く、日本の都市と比較しても驚くほどの差があります。
「こんなに高いとは思わなかった…」
と感じる方も多いでしょう。
これに加えて、医療費も高額であり、これらの費用を考慮せずに移住すると、後悔する可能性が高まります。
私の住むロスアンジェルス近郊も非常に家賃、生活費が高いところ
特にコロナからリモートワークも増えたため、周りでは、テキサスやユタ州などへ引越しをしていった人たちもいます。
この問題を解決するためには、事前の計画が重要です。
また、現地での収入源を確保し、生活費を賄えるようにすることも大切です。
これにより、移住後の経済的な不安を軽減し、安心して新しい生活を始めることができます。
州により、都市により給与相場も違います。
また家賃や生活費も例えば西海岸やニューヨークなどに比べて中西部やテキサスなど全てが1/3のコストで済みます。
ただ、仕事ありきになるので、場所が選べないとなれば、なるべく自炊をする、日本食ばかりに頼らないなど工夫をすることで、食費は抑えられます。
住宅も賃貸で、アパートからタウンハウスなど戸建ての家ではなくてもチョイスは沢山あります。
第四の課題:家族との距離と介護の問題
日本の家族との距離と介護の問題は、アメリカ移住を考える際に多くの人が直面する課題です。
家族と離れることで、特に親の介護が必要になった場合に
「どうしよう…」
と不安になる方もいるでしょう。
アメリカと日本の時差や距離は、頻繁な帰国を難しくし、親の体調が急変した際にすぐに駆けつけられないという現実があります。
さらに、介護の負担が他の家族に偏ることも考えられます。
また、オンラインでのコミュニケーションを活用し、定期的に親の様子を確認することも有効です。
家族との距離が生む不安を軽減するためには、事前の準備と計画が不可欠です。
これは誰にでもやってくること
親が年を取り、日本に兄弟が居ない場合は特にアメリカから親の面倒を見ることを考える必要があります。
私も年に1度は必ず日本に帰っています。父は5年ほど前に老人ホームに入っているため、逆に常に診てくれる人がいる安心感はあります。
今はlineなどで顔を見ながら話が出来るため安心です。
老人が使いやすいタイプのスマホもあります。親が揃っている間はまだよいですが、ひとり親になってしまうと残された父または母は特に心配になってくると思います。
行政のサービスをフルに利用するのも手です。
なるべく一人にさせない工夫が必要です。
アメリカのシチズンになれば親を呼び寄せることもできます。
しかし、他の人種に比べると日本で生まれ育った親がアメリカに住む子供のところへ永住してくるケースはほとんど聞きません。
日本で様々なサービスを調べてサポートを受けるのが賢明です。
第五の課題:仕事が見つからない
アメリカ移住で後悔しないためには、特に仕事と収入の安定を確保することが重要です。
経済的な安定は、生活の基盤を支える重要な要素であり、アメリカでの生活をスムーズに進めるための鍵となります。
アメリカは生活費が高く、仕事が見つからないと経済的に苦しいです。
ですので、現地での職探しや収入の確保は、移住前にしっかりと計画しておくべきです。
仕事と収入の安定を確保する
仕事と収入の安定を確保するためには、アメリカ移住前にしっかりとした計画が必要です。
まず、移住先での職業選択は非常に重要です。
まず、自分の今までの経験、スキル、学歴、資格や語学力が、どのように活かせるかを事前にリサーチすることが求められます。
「自分のスキルが通用するか不安…」
という方もいるでしょうが、オンラインでの情報収集や、日本にいるうちから現地の求人案件を早めに見ていき、自分の現在地を知ることが先決です。
また、収入の安定を図るためには、現地の給与水準や生活費を理解することも不可欠です。
特に物価が高い都市に住む場合、収入が生活費を上回るかどうかを確認する必要があります。
アメリカでの仕事の見つけ方
まず、現地での就職活動を成功させるためには、アメリカの求人情報を得ることが必要です。
インターネット上の求人サイトや、LinkedInなどのプロフェッショナルネットワークを活用することが効果的でしょう。
また、日系の人材エージェントの登録もお勧めです。
但し
- 事前に自分の経験、スキルなど移住したい都市でニーズがあるのか?
- 就労ビザのスポンサーが見つかるだけの市場価値はあるのか?
早めにアメリカの企業文化や業界の動向を理解し、履歴書や職務経歴書を現地の形式に合わせて、現地にマッチした準備することも重要です。
次に、ネットワークを広げることが仕事探しの鍵となります。
現地の日本人コミュニティや、業界関連のイベントに参加して人脈を築くことで、仕事のチャンスが広がるかもしれません。
アメリカは特に日本人が多い州には邦人向けのフリーペーパーやサイトがありますので、このような情報源からイベントを探して是非参加してみてください。
「アメリカでの仕事探しは難しいかも…」と感じる方もいるでしょうが、地道な努力と適切な情報収集が成功への道を開くでしょう。
仕事探しに不安な方は、私が米国転職に特化したサポートを行なっていますので、コンタクトしてください。
アメリカ移住を成功させるためのポイント
アメリカ移住を後悔しないために、5つの重要なポイントを解説しました。
- ビザ取得の面
移民弁護士に相談するなどの対策 - 文化への適応
- 住宅費、生活費の高さへの対応
- 親の介護への事前対策
- 仕事の確保
を挙げさせてもらいました。
これはどの方にも共通する事項です。
もう一つ挙げたい点:語学力の向上とその活用
言うまでもないかもしれませんが、語学力の向上は必須です。
英語が日常生活や職場でのコミュニケーションの基本となるため、スムーズな生活や仕事のためには、ビジネスレベルの英語力が必要です。
「英語が苦手かもしれない…」と不安に感じる方もいるでしょうが、その場合は、移住前に英語学校や英語コーチなどから、ある程度英語力を伸ばしてから移住準備をしてください。
さらに、現地での生活を通じて実践的な英語を学ぶことが、語学力向上の大きな助けとなります。
またアメリカで職を得るには、英語会話力は非常に重要で、行ったら何とかなるの前にそもそも面接に通らないので、ある程度の英語力を付けてからではないとアメリカで転職を難しいでしょう。
最後に
アメリカ移住はグリーンカードの当選でもしない限りは、ビザの取得や労働許可がすべてと言っても過言ではありません。
これらの準備が整えば、アメリカでの仕事探しがスムーズに進むことでしょう。
後悔しないための準備をしっかり行なってください。
参考情報
昨年秋にテキサスに転職移住したはるさんのYouTubeインタビューが以下。
私のサポートのものと、ゼロからアメリカ転職を掴みました。